自分がなりたいヘアスタイルを美容師さんに伝えることを【カウンセリング】と言います。このカウンセリングは、どの作業よりも大事だと私は思います。
なぜカウンセリングが大事なの?
作業に入る前に、お客様はどのようになりたいのか?髪質のクセはどうなのか?普段の生活の環境はどうなのか?仕事場での環境はどうなのか?など美容師(私)は理解し髪の作業に入ります。大工さんの設計図と同じように、最初に予め設計図を計画しないと、安全&正確な家が建ちません。美容室も同じように、最初にしっかりカウンセリングをし、お客様のなりたいヘアスタイルを理解し、どのように作業を行うのか、計画を書面していきます。それを美容業界では展開図といいます。頭の中で描く美容師さんが多いですが、私は、書面で展開図を書き残す事が大事だと思います。
美容師さんに髪型をうまく伝えられる方法とは?
なかなか人に自分が思っていることを伝えるのは難しいと思います。そもそもなぜ難しいのか?それは、言いたい事(本音)が言えない。緊張していて話せない。相手と自分との価値観の違い・・・。などがあります。美容師さんに会ってすぐに本音で色々言える人は少ないと思います。美容師さんがお客様の価値観を理解し合わせるのが理想です。例えば、バッサリ切りたい!とか、整えるぐらい切りたい!とか、少し色を暗くしたい!と伝えたつもりが、思っていたのと違った結果になった事はありませんか?それは、美容師さんの技術のクオリティーが無い場合もありますが、大体はお客様との感覚のズレ。だと私は思います。人によって『バッサリ切る』が10センチなのか5センチなのか?でも全然違いますし、『3センチぐらいカットをして下さい。』とお伝えしても、【ぐらい】が前後してしまうのが原因です。そもそも『3センチ』という長さも人それそれ感覚が違います。
どのように伝えると美容師さんにわかりやすいのか?
それは目に見える形がオススメです。写真や書面や画像などが良いでしょう!いつもの自分なり(お客様)の説明+写真など目に見える物=感覚のズレが減る
しかし、写真のみでカウンセリングを終えてしまうと、写真は現実とは違う所もあり、ズレが出てしまいます。写真の注意点はカラーなどの色味。が全然違いますので注意して下さい。写真にはフラッシュがあり現実より明るくみえます。
お客様が美容室のカウンセリングで意識する事とは?
なりたいヘアスタイルを言葉&写真で伝える。好きなの雰囲気を伝える。絶対に嫌な内容を伝える。自分のこだわりを3つ伝える。一番大事なこだわりを1つ伝える。
これさえ意識して頂ければ、優秀な美容師さんであれば、必ずお客様を満足させてくれます。