美容院で髪を染める【ヘアカラー】を行った事がある人は多いと思います。
そこで、美容院でのカラー染めの時、美容師さんに、こう聞かれた事があると思います・・・
『何染めにしますか?』とか『前回は普通のカラーでしたか?』
そんなこと聞かれてもわからない!と思った人が多いと思います。
- 何染めにしますか!?って何種類あるの?
- 普通のカラーって何?
- 白髪染めとオシャレ染めって全然違うの?
そこで、今回この疑問と細かい内容をお伝え致します。
まず、最初にカラーの種類は何種類あるのか!?
大きく分けると4種類あります。
- オシャレ染め/白髪染め アルカリカラー
- 脱色剤/ブリーチ剤 アルカリカラー
- ヘアーマニュキア/ヘアカラートリートメント 酸性カラー
- 香草カラー/ヘナ 漢方・ハーブカラー
どの種類が一番傷むのか?
- 脱色剤/ブリーチ剤 です。
この薬は色彩を持っておらず、ただひたすら髪を脱色します。
【金髪】や【ホワイト髪】によく使用します。
衣服に用いられるブリーチ剤も衣服が傷むと思いますが、成分は違えど要領や意味合いは、
同じ。と思って頂けると良いと思います。
それでは次にどれが一番髪に痛みがないの・・・?
- ヘアマニュキア です。
これは、唯一酸性カラーで、髪の表面に塗料が付着する事によって色が見える。からです。
細かくお伝えすると、ヘアマニュキアにはアルコール成分が入っているため、回数を重ねると
髪の水分を奪ってしまう性質があります。
ヘアマニキュアはコーティングされて髪が綺麗になった気が致しますが塗料が髪から
剝がれ落ちた後に、髪の傷みとは違いますが、パサついてみえてしまう。傾向があります。
これもまた、指の爪のマニキュアを塗った事がある人はわかると思いますが、塗ってコーティングされ
綺麗に見えますが時間がたって爪から剝がれ落ちた後の爪は、前よりカサカサになってしまう。のも現実です。
髪のヘアマニキュアと爪のマニキュアとは理論が異なる所もありますが、
このような視点で考えて頂くと分かりやすいと思います。
それでは香草カラー/ヘナカラーは傷まない!と聞いた事がある方も多いと思います。
実質100%の香草やヘナを使用すれば痛みは、ほぼ無いと思われます。
がしかし、100%香草/ヘナを使用する店舗は少ないと思います。
それはなぜか?
自然の草は色が不安定でなおかつ明るすぎる!からです。
どんな色が100%の香草/ヘナか?といいますと・・・。
果物のオレンジ色に近いと思います。
果物オレンジ色+パステル色と思って頂けると、より近いイメージになると思います。※ヘナの場合
髪への痛みは、ほぼ無いですが個人的には髪がパサついて見える。と思っています。
100%以外の香草カラー/ヘナにはアルカリカラーと同じ成分ジアミンが入っていますので痛みはあります。
ですが、色の持ちと好きな色に出来る特徴があります。
痛み=パサつき
痛み無し=艶めき
とは限らないと私は思います。
そして最後に【オシャレ染め】と【白髪染め】の違いは・・・?
白髪が出て来た時、カラー選択に迷ってしまうと思います。
『私はオシャレ染め?白髪染め?』どっち??
大きく言うとオシャレ染めも白髪染めもアルカリ染料ですので痛みに関する違いはございません。
では何が違うのか??
それは、色!に違いがあります。
髪を明るくする力が多い=オシャレ染め
薬剤に色素が多く入っている=白髪染め
と思って頂けると分かりやすいと思います。
『私はどっち?』と思うってしまいますよね!?これは私の見解ですが
髪を茶色にしたい方
※髪全体に対して
- 白髪10%未満 → オシャレ染め
- 白髪11%~30%未満 → オシャレ染め
- 白髪31%~100% → 白髪染め
髪をこげ茶~黒にしたい方
- 白髪1%~100% → 白髪染め
が私の見解です。
白髪染めは色素がいっぱい入っていますが、色が明るい物を選択すれば髪も明るく見えます。
白髪染め=色が多く入っている=暗くなってしまう
訳ではありませんのでご安心下さい。
『私は白髪染め?オシャレ染め?』とまだわからない方は、一番手っ取り早いのが
<理想の要望>を美容師さんにお伝え下さい。そうすれば、優秀な美容師さんであれば
お客様の髪質に見合う薬剤を調合しお客様の理想の色にしてくれる事でしょう!
今後美容院でヘアカラーを頼む時は、髪の傷みや見え方や色から考えて
美容師さんに頼むのであれば【白髪染め/おしゃれ染め】のアルカリカラーが私は良いと思います。
※アレルギー体質では無い方に限り
ご自宅でカラーをしたい方は【ヘアトリートメント】をおすすめ致します。
※ただし白髪が無い方は色の変化がほぼありません。
利尻昆布ヘアカラートリートメントと言う薬品がございます。
この商品はご自宅で使い続ける方のみ。おすすめは出来ますが、
一度やってみたい!方や美容院でもカラーをやって貰いたい!方にはおすすめ致しません。
それは、利尻昆布ヘアトリートメント使用後にアルカリカラーを使用すると【緑】色になってしまうからです。
利尻昆布ヘアトリートメントの説明書にも記載されていると思いますが、思っている以上に【緑】になりますのでご注意を!
どのくらいの緑色かと言いますと・・・。
シュレックやお茶葉ぐらいの色とイメージをして頂けるとわかりやすいと思います。